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クリスマスプレゼントを靴下に入れる由来は?

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クリスマスプレゼントは靴下に入って届くものと決まっていますが、その由来をご存知ですか?

バレンタインやクリスマスのチキンのように大人の事情かと思いきや、じつはもっとすてきなお話だったのです。

今回は「クリスマスプレゼントを靴下に入れるようになった由来」について解説していきます。

クリスマスプレゼントを靴下に入れるようになった由来は?

クリスマスプレゼントはサンタさんが靴下に入れておいてくれるものだと思って靴下を用意していましたが、時には用意した靴下よりも大きなものが届いて、プレゼントの上に靴下が置いてあったなんてこともありました。

クリスマスプレゼントを靴下に入れて贈るようになった由来について、ほんわかするお話をご紹介します。

クリスマスプレゼントと靴下のお話

昔、ニコラウスという司教がいました。

彼は誰にでも優しく、貧しい人や困っている人には救いの手を差し伸べるような人です。

ニコラウスは決まって皆が寝静まった真夜中に、施しを与えていました。

あるとき、ニコラウスは貧しい家族の話を耳にします。

その家族は早くに母親を亡くし、父親と美しい3人の娘で暮らしていました。

4人でなんとか生活をしていましたが、長女に縁談の話が持ち上がったのですが、貧しいために持参金を用意することができずこのままでは破談になってしまうためとても困っていたのです。

ニコラウスは「そんなことにはさせない!」と、その家の煙突からこっそりと金貨を投げ込みました。

すると、偶然にもその金貨は暖炉の脇に干してあった靴下の中へ入ったのです。

翌朝、その金貨を見つけた家族たちは神に感謝をささげ、長女も無事に結婚することができ幸せに暮らしていました。

しかし、しばらくして今度は次女の縁談が決まりますが持参金を用意できず困っていることを知り、ニコラウスは再び金貨を投げ入れます。

このおかげで無事に次女を送り出すことができ家族は喜びますが、不思議に思った父親は直接感謝を伝えたいとじっと待ち続けていました。

なかなか正体をつかめないまま、今度は三女の縁談が決まったのです。

この時も持参金が用意できず悩んでいたのですが、またしてもニコラウスが金貨を入れて助けたのですが、この時に姿を見られてしまいます。

姿を見られたニコラウスは、父親に泣いて感謝されたというお話です。

そしてこれが、クリスマスプレゼントの始まりとされ、ニコラウスが投げ入れた金貨がたまたま靴下に入ったことで、クリスマスプレゼントを靴下に入れて贈るようになったと言われています。

クリスマスの靴下はどこに置く?

あなたは、クリスマスの靴下をどこに置いてありますか?

ニコラウスのお話では暖炉の脇にかけてありました。

また、クリスマスプレゼントを配るサンタさんも煙突から入ってくるものですが、日本にはあまり暖炉のある家庭は多くありません。

そのため、枕元や窓際、ベッドや壁にかけておく人が多いのではないでしょうか。

わが家では、クリスマスの靴下は朝起きてプレゼントがあるかすぐわかるように、あわよくばサンタさんの姿を見れるのではないかという期待を込めて、枕元に置いてあります。

残念ながら一度もサンタさんの姿を見ることはできませんでしたが、毎年ちゃんと靴下の中やそばにプレゼントが置かれていました。

クリスマスに靴下を用意できなくても大丈夫?

私は小さい頃、母に「うちには煙突がないけど、サンタさんはどうやってプレゼントを届けてくれるの?」と質問をしました。

そんな私の質問に母は「日本のサンタさんは窓から入ってくるんだよ。だから窓のカギは開けておいてね」と答え、今考えれば不用心な話ですがそれでも幼心には効果ありで「煙突がなくてもサンタさんは来てくれるんだ!」と、喜んでいたのを覚えています。

母いわく「サンタさんは万能」なので世界中のどんな家にも対応できるそうです。

たしかにセキュリティー万全の家にも入れて、旅行中でも旅先にちゃんとプレゼントを届けてくれるのはサンタさんが万能(か、共犯者がいないと)でないとできないですよね。

クリスマスの靴下はおもちゃ売り場や100均でも多く売り出されていますが、昔はそう簡単に手に入れることはできませんでした。

ある年のクリスマスに靴下の準備を忘れてしまったことがありましたが、サンタさんはそんな子どもたちのために予備の靴下をたくさん用意していると、母は言っていました。

「ほんとかなぁ?」と疑っていましたが、クリスマスの朝には大きな靴下の中に入ったプレゼントが枕元に置いてあり、大喜びでした。

まとめ

今回は「クリスマスプレゼントを靴下に入れるようになった由来」について解説しました。

子どもの頃は、クリスマスの朝にプレゼントの入った靴下を見て大喜びしましたが、子どもができてからはそんな大喜びする子どもの姿を見るのが楽しみになっています。

あなたも、今年のクリスマスはなぜ靴下にプレゼントを入れるようになったか、ニコラウスのお話を思い出しながら準備してみてはいかがでしょうか。