冬の星空がキレイな理由はなぜ?

寒い冬の日暮れにふと空を見上げたら、星がすごくキレイだったという経験をした人も多いでしょう。しかし、どうして冬の星空がきれいなのか、その理由をご存知でしょうか?

 

それには、根拠に基づいたきちんとした理由があるのです。

 

そこでこの記事では、冬の星がきれいな理由や星が最も美しく見える季節についてお話しますのでよろしくお願いいたします。

美しい星を観察するためのチェックポイントもお伝えするので、ぜひ最後まで見て下さいね。

冬の星空がキレイな理由とは?

まずは、冬の星空がきれいに見える5つの理由を解説します。

空気が乾燥しているから

冬は、空気が乾燥する季節です。

そして空気中の水分や湿気が少なければ少ないほど、星はきれいに見えます。

 

なぜ乾燥と星の美しさが関係しているのかというと、空気中の水分は私たちの視界を遮るからです。

 

その例として、霧を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

湿度が高い時に現れる霧は私たちの視界を邪魔して、ほとんど前が見えなくなってしまいます。

 

同じように、湿度が高い夏は視界が遮られ、星をきれいに見ることができません。

冬は水分量が一年で最も少なくなる季節のため視界がクリアになり、きれいに星を見ることができます。

 

太陽の光がほとんど当たらないから

冬の星がきれいに見える理由は日中の太陽の光も影響しています。

 

夜空に雲が浮かんでいるのを見たことがある人もいると思いますが、日が沈んでもいきなり雲一つ見えない真っ暗な空になるわけではありません。

夜でもぼんやりと空が明るく見えるのは、太陽の光が雲や空気中の塵に照り映る「残照」という現象が発生しているためです。

 

そして残照は日照時間が長く、日の光が強い夏に多く発生します。

 

反対に冬は一年のなかで一番日照時間が短い季節なので、残照が起こりにくいです。

そのため冬は夏よりも空が暗くなり、星の明るさが際立ちます。

 

夏よりも街の灯りが少ないから

冬は夏に比べて街の明かりが少なく、周囲が暗くなりやすいため星をきれいに見ることができます。

 

その理由は、外で営業するお店が減るからです。

 

夏は、遅くまで外で営業するオープンテラスのカフェやビアガーデンも多く、街灯が増す季節。

 

活気があるのはいいことですが、街灯が増えればその灯りで空まで明るく見えてしまいます。

 

対する冬は外営業をする店舗が少なく、夏よりも街の灯りが減るため空が暗く見え、星もよく見えるのです。

 

気流・大気が安定しているから

気流や大気が安定すると強風が起こりにくく、塵やホコリが舞いにくいため星がきれいに見えます。

 

目には見えないかもしれませんが、空気中を舞う塵やホコリは、視界を遮る一因です。

 

嵐や台風が少ないことからも分かるように、寒気団が覆い尽くす冬は気流が安定しています。

 

そして、昼と夜との寒暖差が大きいと大気が乱れますが、一日を通して気温があまり変わらない冬は大気の揺らぎもほとんどありません。

 

「空気中の塵・ホコリが少ない=光を反射するものも少ない」ため、はっきりと暗さを感じられ、星をきれいに見ることができます。

 

夏よりも一等星が多いから

一等星とは、星の明るさを意味する言葉で、数字の数が小さいほど明るく光ります。

 

そして冬は、この一等星が最も多い季節です。

 

日本から見ることのできる一等星は現在15種類あり、春は3つ、夏は4つ、秋は1つ、そして冬は7つもあります。

 

明るく光る一等星の数が他の季節よりも多いため、冬は星が見つけやすく夏よりもきれいだと感じる人が増えるのです。

 

星が一番キレイな季節はいつ?

美しさの感覚はもちろん人それぞれですが、星が最も美しい季節は、一般的に9月末頃から2月頃までといわれています。

 

これは、春は花粉や黄砂の影響で視界が落ち、夏は大気が揺らぎやすく湿気の量が増えるためです。

 

秋から冬にかけては最も空気が澄む季節のため、空の暗さをクリアに感じることができ、星がきれいに見えます。

 

キレイな星を見たいときにチェックするポイント

星をきれいに見たい!と思ったら、その日の天気や環境をチェックしましょう。この項目では、きれいな星を観察したいときのチェックポイントを3つご紹介します。

 

天気を確認する

当然ですが、晴れた日のほうが星の観察には適しています。

曇りや雨の日は星が見えないので、当日の天気は必ずチェックしましょう。

 

特に雲の情報はあまり天気予報では伝えられないため、ネットで雲の動きを調べることをおすすめします。

 

月が出ていないか

月がない日のほうが、空が暗くなり星が見つけやすいです。

そのため、きれいな星を観察したいときは新月付近の日を選んでください。

 

また、新月付近でなくても月が出ていない月没時刻というものも存在するので、その時間に合わせてもいいでしょう。

光害を意識して見る場所を選ぶ

光害とは過剰な街の灯りなどで夜空が明るくなってしまうことです。

 

星観察は暗い場所のほうが適しているため、きれいに見たいのなら必ず街灯の少ない場所を選びましょう。

 

また、付近は暗くても遠くに都市部が見える場所は、都市部の方角だけ明るくなり星が見つけにくくなるため適しません。

まとめ

空気が澄んで視界がクリアになる冬は、星がきれいな季節です。

また、星を見る際は天気や月、場所などに気を配るとよりしっかりと星を観察できます。

綺麗な星は冬の醍醐味です!たくさん観察してみませんか?

私は、空気が乾燥して冷たい夜ほど星がきれいに見えるので、冬の夜空が大好きです。

夜空の星を見ていると、時間が過ぎるのを忘れるほどです。

ぜひ、空気が澄んでいる冬の今、夜空をたくさん堪能してみませんか?