日傘は何色がベスト?効果や選び方のコツを解説!
日傘は、シミやそばかす、日焼けのもとになる紫外線の対策に役立つアイテム。近年では、女性に加え男性も日傘を使う人が増えています。
そんな日傘は、色によって効果が異なることをご存知ですか?
日傘は、白や黒のベーシックカラーから華やかなカラーまで様々な色のアイテムがあります。ここでは、何色の日傘を選ぶべきか詳しくご説明します。
紫外線対策に効果的な日傘は何色?
日傘の人気カラーは、様々なファッションに馴染む白と黒です。このうち白は紫外線を反射させる働きがあり、地上に降り注ぐ紫外線のおおよそ80%を跳ね返します。一方、黒は紫外線を吸収するのが特徴です。黒の日傘は紫外線の90%を吸収し、顔や頭などに当たる紫外線量を減らします。
つまり、紫外線対策として効果的なのは、白よりも黒の日傘です。日傘に使われている生地の厚みや密度が同じの場合、暗い色ほど効果的にUVカットしてくれます。
紫外線対策には日傘の内側の色も大切!
紫外線は、上からだけ降り注いでいるのではありません。地面がアスファルトの場合は約10%、砂浜の場合は最大で25%もの紫外線が照り返すと言われています。そのため、しっかりと紫外線対策するには、日傘の内側の色選びも大切です。
照り返しを考えたときに、最も効率的に紫外線対策できるのは、光を吸収する黒の日傘です。一方、白の日傘は照り返してきた光を反射させるため、顔や頭に紫外線が当たります。
また、内側がシルバーの日傘には注意が必要です。白以上に光を反射させるシルバーが内側に使われた日傘を使うと、照り返しによって肌にダメージが与えられる可能性があります。
日傘は何色が良い?
日傘は色ごとにメリットとデメリットがあります。日傘を選ぶときは、色別の特徴を考えて自分に合ったものを探しましょう。
■紫外線対策なら黒
紫外線対策に一番効果のあるのは、光を吸収する黒の日傘です。しかし、黒は熱も吸収するため、暑い季節には日傘自体が熱くなることがあります。
■涼しさ優先なら白
白の日傘は、黒のアイテムと比べて紫外線のカット率が低い一方、生地の温度上昇のスピードも緩やかです。見た目も涼しげなので、暑い夏に快適さを重視する人には白の日傘をおすすめします。
ただし、日差しが強い時は照り返しによって光が反射し、まぶしいと感じることもあります。
■ファッションや好みに合わせて選んでもOK
近年販売されている日傘のほとんどは、コーティングや遮光シールなどでUVカット加工が施されています。そして、UVカット加工された日傘は、何色でもあまり効果に差がありません。そのため、ファッションや好みに合わせて、日傘の色を選んでも良いでしょう。
■外側が白で内側が黒の日傘もおすすめ
暑い夏に心地良く使える日傘を探している人には、UVカット効果が謳われた外側が白で内側が黒のアイテムがおすすめです。外側が白で涼しい印象を与えるうえ、内側が黒なら照り返す紫外線も吸収してくれます。UVカット加工がほどこされていれば、外側が白でもしっかり紫外線対策ができるでしょう。
日傘を選ぶときは素材もチェック!
日傘を選ぶときは、色だけでなく素材もチェックする必要があります。
■UVカット効果を重視するならポリエステル
ポリエステル製の日傘は、UVカット効果や遮光性に優れているため、効率的にシミやそばかす、日焼けの対策をしたい人におすすめです。ただし、熱を帯びやすい素材のため、夏には傘の内側が熱くなることがあります。
■涼しさ重視なら天然素材
涼しさを重視して日傘を選びたい人には、通気性に優れた麻やコットンが使われたものが向いています。見た目も涼しげなものが多く、夏のファッションに合わせやすいです。
日傘は一年中使ってもいいの?
紫外線が気になる人は、季節を問わず日傘を使いたいでしょう。一年中日傘を使い続けても良いのでしょうか。
日傘はいつからいつまで差す?
一般的に、日傘は春になり日差しが強くなり始める3月下旬ごろから、まだ暑さの残る10月頃まで使われることが多いです。ただし、紫外線は寒い季節も降り注いでいるので、しっかりUV対策したい場合は一年間使い続けることをおすすめします。
日傘を買い替えるタイミングは?
一度購入した日傘を何年も使い続けている人は多いかもしれません。しかし、同じ日傘を長期間使い続けるのはNGです。
UVカット加工が施された日傘は、2~3年経つと効果が落ちると考えられています。特に晴雨兼用の日傘は、雨に濡れるとUVカット率も低下します。そのため、しっかり紫外線対策したい人は、2~3年に一度のサイクルで日傘を買い替えるのがおすすめです。
まとめ
紫外線対策に最も効果的なのは、黒の日傘です。UVカットと共に強い日差しもカットしたいなら、外側が白で内側が黒のアイテムも適しています。ただし、近年販売されている日傘の多くはUVカット加工があしらわれているので、何色の日傘でも効果に大きな差はありません。
紫外線カット効果だけでなく、デザインもチェックして、お出かけを楽しくしてくれるお気に入りの日傘を見つけましょう。