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わらび餅は消化がいい?腹痛になる原因や効果、適切な摂取量も解説します!

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わらび餅は、日本で古くから親しまれている食べ物です。
つるんと柔らかく食べやすいため、「消化がいいのでは?」と考える人も多いかもしれません。
しかし、わらび餅を食べると腹痛や下痢になる人もいるかもしれません。

今回は、わらび餅の消化に関して詳しく解説します。
わらび餅の効果や適切な摂取量もまとめたので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

わらび餅は消化がいい食べ物?腹痛や下痢を起こす原因に!?

わらび餅は、わらびの根に含まれるデンプンで作られたわらび粉を主な原料として作られています。ほかに砂糖や小麦粉、水などが使用されており、きな粉や抹茶パウダー、黒蜜などをかけて食べることが多いです。

 

そんなわらび餅は、「食べると腹痛や下痢になる」と言われることがあります。
まずは、「わらび餅が消化にいいのか」や「腹痛や下痢になるのはなぜなのか」について解説します。

わらび餅は食物繊維が豊富で消化に悪い?

わらび餅の主な材料であるわらび粉は、食物繊維が豊富なわらびの根から取れるデンプンを使って作られています。
そのため、わらび餅には食物繊維が豊富に含まれています。

 

食物繊維は、人間の持つ消化酵素で消化できない成分です。
つまり、わらび餅は体内で消化されにくく、消化が悪い食べ物と言えます。

本わらび餅とスーパーのわらび餅はどちらが消化されやすい?

わらび餅は、茶色がかった「本わらび餅」とスーパーなどで手に入りやすい透明なわらび餅に分けられます。

 

このうち本わらび餅は、わらびの根から抽出されたデンプン100%を使って作られているのが特徴。食物繊維が豊富なわらびの根のデンプンが用いられているため、消化が悪くお腹に負担をかけやすいです。

 

一方、スーパーで売られているわらび餅には、サツマイモやタピオカ、くず粉などを処理して作られた加工デンプンが使われています。
加工デンプンは、わらびの根から抽出されたデンプンと比べて食物繊維の含有量が少ないことが多いです。

よって、スーパーで売られている透明のわらび餅の方が、本わらび餅より消化がいい傾向があります。

わらび餅で腹痛や下痢を起こすのはなぜ?

わらび餅には、食物繊維のうち不溶性食物繊維が多く含まれています。
そして不溶性食物繊維には便のかさを増し、腸に刺激を与えて排便を促す働きがあります。

 

不溶性食物繊維によって腸に刺激が与えられたり、排便が促進されたりすれば、腹痛が起こったり下痢になったりする可能性があるでしょう。

わらび餅の効果や適切な摂取量は?

わらび餅は、消化が悪い食べ物。食べすぎると腹痛や下痢の原因になりますが、摂取量が適切であれば、健康や美容に効果を期待できます。
ここでは、わらび餅の効果と適切な摂取量をご紹介します。

わらび餅の効果

わらび餅は、便秘を解消したり、ダイエットや美容に役立ったりします。
わらび餅に期待できる主な効果を解説します。

■便秘解消

わらびの根から精製されたデンプンを使ったわらび餅には、便をかさ増しして排便を促す不溶性食物繊維が豊富です。
そのため、お通じを良くする効果を期待できます。

また、わらび餅には難消化性デンプンも含まれています。
難消化性デンプンは、体内で便を柔らかくする水溶性食物繊維と便を増やす不溶性食物繊維の両方の働きをするのが特徴です。
冷やすと量が増えるため、冷たい状態でわらび餅を食べると難消化性デンプンを効率的に摂取できます。

わらび餅を食べて不溶性繊維と難消化性デンプンをあわせて摂取すれば、排便が促されるでしょう。

■ダイエット

体内で消化吸収されない食物繊維を豊富に含んだわらび餅は、ダイエットにも効果的です。ビタミンB・Eやカロテンなどを含んでおり栄養価が高い一方、一人分が約170kcalのため、ダイエット中に罪悪感なく味わえるでしょう。

モチモチした食感で満腹感も得られるので、食事制限中の間食にもおすすめです。

■美肌

わらび餅は、皮膚や粘膜を正常に保つビタミンB群や、新陳代謝を高めるカロテンを含んでいるため、美肌の維持に効果的です。
また、食物繊維の働きで便秘が解消されれば、老廃物の排出が促され、美肌に繋がるでしょう。

さらに、わらび餅にトッピングされることが多いきな粉には、体内で女性ホルモンの一種「エストロゲン」の働きをサポートするイソフラボンが豊富です。
そして、エストロゲンは肌のハリやツヤを高める役割があります。
そのため、きな粉をかけたわらび餅は、美肌を目指す人に向いています。

わらび餅の適切な摂取量は?

わらび餅の適切な摂取量は、一日当たり60~100g程度です。
便秘を解消したい場合も、食べすぎには注意が必要です。便秘で腸の動きが低下しているときに、わらび餅を食べすぎると大きくなった便が排出されず、便秘が悪化します。

また、わらび餅は低カロリーですが、食べすぎると肥満に繋がります。
とくにスーパーで売られている透明なわらび餅はカロリーが高めで糖質が多いです。
商品によって異なりますが、一人分で200kcal前後のものも珍しくありません。
本わらび餅以外のわらび餅を食べる場合は、一日当たり5~6個にとどめておくのがおすすめです。

まとめ

わらび餅は、不溶性食物繊維が豊富な和菓子です。
消化が悪く、食べすぎると腹痛や下痢に繋がります。
わらび餅を食べるときは、一日の摂取量を守り、腸に負担をかけないように注意しましょう。
適量のわらび餅を食べれば、便秘解消やダイエット、美肌の効果を期待できます。