チョコレートを食べてくしゃみが出るのはアレルギーが原因
チョコレートを食べるとくしゃみが出る方は「チョコレートアレルギー」を発症している可能性が極めて高いです。
チョコレートアレルギーとは、チョコに含まれるカカオやココア、粉乳などが原因で起こる食物アレルギーのこと。
高濃度カカオのお菓子を食べるとくしゃみが出るという方は、カカオアレルギーを発症している可能性があります。
アレルギーの主な症状はくしゃみや鼻水のほか、重症化すると下痢や嘔吐、痙攣を起こします。
また、最悪のケースとして、アナフィラキシーショックによる死亡例の報告もあるため、甘く見てはいけません。
くしゃみが出る程度なら、アレルギーは軽度だと考えられますが、症状はある日突然重症化するリスクもあるため注意しましょう。
アレルギー対応のチョコも多数販売されている
近年ではアレルギーがある方でもチョコレートが楽しめるよう、アレルギー対応の商品が数多く発売されています。
や、乳製品不使用のものなど、アレルギーに合わせた様々な商品が販売されているので、自分の体質に合わせて選びましょう。
でも「アレルギーでもチョコレートは食べたい!」という方には、カカオの代わりキャロブというマメ科の植物を使ったチョコレートやアレルギー対応チョコレートをおすすめします。
「おいしくヘルシーtogetherlY」のキャロブチョコバーは砂糖不使用のオーガニックチョコレートです。
ショコドーネの「「アレルゲンフリーチョコ」は「卵、乳・小麦など」特定原材料28品目不使用のチョコレートです。お子様でも食べられます。お菓子作りにも使用できるので、チョコレートケーキやロールケーキ、クッキーなどにも使用することができますね。ダークチョコレートとマイルドチョコレートの2種類があります。
花粉症の症状を悪化させる場合も
ここまで読んで、「自分は花粉症だけどアレルギーは持っていないから大丈夫」だと考える方もいるかもしれません。
しかし、チョコレートが原因で花粉症が悪化する場合もあるため安心はできないのです!
テレビやネットでは、チョコレートを食べると花粉症対策になるという情報が流れていますが、アレルギー抑制効果があるのはカカオ・ポリフェノールが豊富に含まれたカカオ含有量70%以上の一部商品のみ。
つまり、全てのチョコレートが花粉症に効果があるわけではありません。
それどころか一般的なミルクチョコは糖分が高く、血糖値を上昇させることで粘膜を刺激し花粉症を悪化させる恐れもあります。
チョコレートに含まれる金属が原因でくしゃみが出ることも
食物アレルギーも花粉症も持っていないのに、チョコを食べるとくしゃみが出るという方がいます。
この場合は、チョコに含まれる金属に反応してアレルギーが出ていると考えられるでしょう。
「食べ物なのに金属?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、香辛料やナッツ類など金属成分を含む食べ物は珍しくありません。
そして、チョコレートにもニッケルやコバルト、クロムなどといった金属が含まれています。
そのため、金属アレルギーの方がチョコレートを食べれば、体内で金属アレルギーの反応が起こり、くしゃみや咳など様々な症状が出てしまうのです。
また、カカオ濃度が高くなればなるほど金属成分も多く含まれるので、金属アレルギーを持っている方は食べ控えることをおすすめします。
チョコレートを食べたらくしゃみが止まらない!対処法は?
チョコレートが原因でくしゃみや鼻水が止まらなくなったという場合、まずはすぐに食べるのをやめましょう。
大量に食べれば食べるほど、アレルギーが重症化するリスクがあるためです。
その後は、できるだけ食べるのを控えたほうがいいかもしれません。
また、可能であれば病院に行って、アレルギー反応を示す成分を正確に調べてもらうのがおすすめです。
まとめ
チョコレートを食べるとくしゃみが出るのは、アレルギーが原因です。
しかし一口にアレルギーと言っても、アレルギーは個人の体質によって症状や、反応を示す成分が変わります。
特に、カカオ濃度の高い商品は、カカオアレルギーや金属アレルギーの人にはおすすめできませんが、花粉症の人にはお助けアイテムとなる場合も。
このように、アレルギーは人それぞれ異なるものなので、チョコレートを選ぶ際は自分の持っているアレルギーを見極めることが何よりも大切です。
また、バレンタインなどチョコレートを贈り物にしたい場合は、あらかじめ相手が持つアレルギーを確認しておいてもいいかもしれませんね。