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市販や手作りの梅酒はいつまで飲める?正しい保存方法は?

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梅酒は酸味と甘みのバランスの良さや滑らかな口当たりで人気のお酒。水割りやソーダ割りにすれば飲みやすいので、普段あまりお酒を飲んでいない人からも人気があります。

 

そんな梅酒は、長く保存すると風味が良くなると言われることも少なくありません。しかし、何年も保存した梅酒を飲む時には、品質に不安を感じる人も多いでしょう。今回は、「梅酒をいつまで保存できるのか」や正しい保存方法などについて詳しく解説しますのでよろしくお願いいたします。

 

梅酒はいつまで飲めるの?

基本的に、梅酒はワインなどのお酒と同じように長期間保存できます。まずは、梅酒の保存期間をご紹介します。

 

梅酒には賞味期限がない?

多くの場合、市販の梅酒には賞味期限が書かれていません。これは、アルコールを多く含んだ梅酒は劣化が遅いため、法律で賞味期限を記載しなくても良いと決められているからです。梅酒と同じように、砂糖などの食品にも賞味期限が書かれていないことが多いです。

梅酒の賞味期限はいつ?

梅酒には、賞味期限が書かれていません。しかし、梅酒のおいしさを堪能できる期間には限りがあります。

 

■梅酒の賞味期限とは

一般的に、梅酒の賞味期限とは、梅の香りや味を堪能できる期間とされています。ただし、梅酒の賞味期限に関して、厳密な定義はありません。

 

梅酒をいつまで飲めるのかは、梅酒の製造方法や保存状態、容器の種類などを考慮する必要があります。

 

■未開封の場合

未開封の市販の梅酒は、正しい状態で保存すると最低でも2年間は飲めます。保存状態が良い場合、購入後に数年置いておくと甘味やまろやかさが増してコクが強くなるため、あえて長期間保存する人もいます。

 

■開封した場合

開封後の梅酒の賞味期限は、梅酒が入っている容器の種類によって変わります。瓶入りの梅酒の場合は、開封後でも数年間飲めるものが多いです。一方、瓶と比べて殺菌効果が低い紙パック入りの梅酒の場合は、開封後半年から10ヶ月程度で飲み切る必要があります。

 

■手作りの場合

初夏に市場に出回る青梅を使って梅酒を手作りする人も多いでしょう。基本的に、手作りの梅酒には賞味期限がなく、保存状態が良ければ、数十年間保存できることもあります。

 

手作りの梅酒は、熟成させることでまろやかになって味に深みが出るため、仕込んですぐよりも長期間待ってから飲んだ方が良いという意見もあります。梅酒を作る際に、いくつかの瓶に分けて、さまざまな熟成期間で楽しむのも良いでしょう。

 

梅酒の賞味期限が市販と手作りで違う理由は?

市販と手作りで梅酒の賞味期限が違うのは、添加物の影響です。市販の梅酒は、添加物を含んでいることが多いので、手作りのものよりも保存できる期間が短い傾向があります。ただし、添加物が含まれた市販の梅酒でも保存状態が良ければ、長期的に保存できます。

 

一方、手作りの梅酒は梅とアルコール、砂糖だけで作られることが多いです。余計な添加物が含まれていないので、品質の劣化が少ないです。

 

また、手作りの梅酒は、ホワイトリカーをはじめとするアルコール度数が35度程度あるお酒に梅を漬け込んで作られます。アルコールには殺菌作用があるため、雑菌が繁殖しにくく、長期間品質をキープできます。

 

長期保存した梅酒の状態を確かめる方法は?

一般的に、梅酒は正しい方法で保存すると味にまろやかさが増してコクが深まると言われています。しかし、長期保存した梅酒を飲むことに不安を感じる人もいるでしょう。長く保存していた梅酒を飲む際には、次のポイントをチェックしてください。

 

■見た目

長期保存した梅酒に、以前なかったはずの浮遊物がある場合は、カビが生えていると考えられます。飲むと健康に悪影響が及ぶ可能性があるので、捨てましょう。また、泡立ちが気になる場合も、処分した方が無難です。

 

沈殿物がある時は、何が沈殿しているのかをしっかりと確認してください。カビの場合は、飲まずに捨てることをおすすめします。一方、時間が経って崩れた梅であれば、飲んでも問題ありません。見た目やのど越しが悪い場合は、コーヒーフィルターでろ過しましょう。

 

色は、多少茶色っぽくなっていても問題ありません。また、液体の下層部に濁りがある場合も梅酒を飲んで大丈夫ですが、沈殿物は苦みの元です。おいしく梅酒を飲みたいなら、沈殿物を取り除きましょう。

 

■臭い

梅酒本来の香りと異なる臭いを感じたら、処分しましょう。特に、ツンとした臭いがある場合は、腐っている可能性が高いです。

 

■味

梅酒事態のものではない酸っぱさを感じたら、品質が劣化していると考えられるので、梅酒を捨てましょう。また、舌にピリッとした刺激がある場合も、処分してください。味に問題がなければ、梅酒の色が濁っていてもOKです。

 

 

梅酒の正しい保存方法は?

梅酒をおいしく飲める期間は、保存状態によって変わります。梅酒を熟成させたい場合は、正しい保存方法を知っておきましょう。

梅酒の正しい保存方法

梅酒を保存するときのポイントは次の通りです。

 

■冷暗所に置く

梅酒は直射日光が当たらず、室温が35度以上にならない場所に置きましょう。特に、光を通しやすい透明の瓶に入った梅酒は、日光が当たると熱くなり、品質が大幅に劣化することがあるので、注意してください。

 

■蓋をしっかりと閉める

梅酒を保存する時は、蓋をしっかりと閉めましょう。蓋が開いていると、雑菌が入り込んでカビが繁殖したり、アルコールが揮発してアルコール度数が下がったりします。

 

梅酒を冷蔵庫や冷凍庫で保管してもいいの?

基本的に、梅酒は冷蔵庫や冷凍庫で保管して問題ありません。

 

■冷蔵庫

冷蔵庫の中は、常に低温で日光が差し込む心配もありません。そのため、梅酒の保存場所に迷ったら、冷蔵庫に入れることをおすすめします。

 

■冷凍庫

梅酒は冷凍保存できます。しかし、冷蔵保存する際には、梅の実を取り除きましょう。また、瓶に入った梅酒をそのまま冷凍保存すると、瓶が割れる恐れがあります。瓶入りの梅酒を冷凍したい場合は、フリーザバッグや密閉できるプラスチック容器に移しましょう。

 

入れ替えの際には、なるべく空気が入らないように気を付けてください。

 

まとめ

基本的に、梅酒は長期保存に向いています。熟成させると風味がよくなると言われているため、すぐに飲まずに時間をかけて楽しむのも良いですね。

最近は梅酒を手作りされる方も多くいらっしゃいますので、ご自分の好みに合わせて作ることができますね。

梅酒を保管する場合は、冷暗所に置き、雑菌が侵入しないようにしっかりと容器を密閉するようにして下さいね。