ダイエット中でも、つい夜にチョコレートを食べたくなることがありますよね。しかし、寝る前にチョコレートを食べると、「太ってしまうかも」と不安に思う人が多いでしょう。
今回は、夜にチョコレートを食べると太るのかについて詳しく解説します。また、ダイエット中でも安心の太らない食べ方についてもご説明します。ダイエットを頑張っている人やチョコレートが好きな人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。よろしくお願いいたします。
夜のチョコレートは太る?
夜、リラックスしているときや小腹が空いたときにチョコレートを食べたくなることは少なくありません。しかし、寝る前にチョコレートを食べると太るイメージが強いです。夜にチョコレートを食べると、本当に太るのでしょうか。
カロリーの消費量が少ない夜にチョコレートを食べると太る
日中、活動をしているときは、エネルギーがどんどん消費されます。そのため、量に気を付ければ、チョコレートを食べても太りにくいです。
しかし、夜にはほとんど活動をしないため、摂取したカロリーがエネルギーとして消費されず、脂肪として蓄えられやすいです。そのため、昼と同じ量のチョコレートでも、夜に食べると太りやすいです。
夜はBMAL1の影響で太りやすい
BMAL1とは、脂肪の合成に関係するタンパク質です。BMAL1の量は一日の中で増減し、多いときほど太りやすくなります。
BMAL1の量が最も増えるのは、22時から4時の間。夜のピーク時には、BMAL1の量が日中の約80倍にもなると考えられています。夜にチョレートを食べると、BMAL1の働きによってどんどんと脂肪が溜め込まれるため、太ることが多いです。
チョコレートのカロリーや糖質量にも注意
チョコレート100gあたりのカロリーは、約558kcal程度。これはポテトチップスと同程度で、お菓子の中でも高カロリーです。摂取したカロリーはエネルギーとして消費されますが、余ったカロリーは脂肪として蓄えられるので、毎日たくさんチョコレートを食べていると太ります。
また、チョコレートは糖質量も多いです。チョコレートを食べると血糖値が上がり、インスリンの分泌が活発化されて脂肪の吸収が進むため、太りやすくなります。
太りにくいチョコレートの食べ方とは?
ダイエット中でも、疲れたときなどにはチョコレートを食べたくなる人が多いでしょう。チョコレートは、食べ方を工夫すると太りにくいだけでなく、健康や美容にも役立ちます。ここでは、太りにくいチョコレートの食べ方を詳しくご説明します。
太りにくい時間帯に食べる
太るのが嫌なら、脂肪が蓄積されやすい夜を避けて、太りにくい時間帯にチョコレートを食べましょう。
チョコレートを食べても太りにくい時間帯は、14時~16時ごろです。この時間帯は、BMAL1の量が少ないので、チョコレートを食べても脂肪として蓄積されにくいです。
また、昼食と夕食の間にチョコレートを食べれば、血糖値が安定して夕食の食べ過ぎも予防できます。チョコレートを食べた後、運動すればよりカロリーが消費されて、さらに太りにくくなるでしょう。
食べる量を減らす
チョコレートは高カロリーなお菓子です。そのため、日中でもどか食いすれば、太ってしまいます。太るのが嫌な人は、食べる量に気を付けましょう。
成人の場合、チョコレートを含む嗜好品の摂取カロリーの目安は200kclal程度です。ダイエット中は摂取カロリーを減らすことが大切なので、一日100kcal程度にとどめておくのが良いでしょう。
板チョコの場合は、一日当たり1/3枚程度までにしておくのがおすすめです。それ以外のチョコレートを食べるなら、25g以上食べないように注意しましょう。ついチョコレートを食べ過ぎてしまう人は、あらかじめ小分けにしておくと食べ過ぎを予防できます。
太りにくいチョコレートを選ぶ
チョコレートは、種類によってカロリーや糖質が異なります。ダイエット中にチョコレートを食べるときは、太りにくい種類を選ぶことも大切です。
高カカオのチョコレートを選ぶ
ミルクチョコやホワイトチョコなどカカオの含有率が少ないチョコレートは、余分な糖質や脂質をたくさん含んでいます。そのため、これらのチョコレートを食べると太りやすいです。
一方、カカオの含有率が高いチョコレートは、脂質や糖質が少なく低カロリーのものが多いです。また、カカオ豆に含まれるステアリン酸という脂質は、体に吸収されにくいため、夜に摂っても太りにくいと考えられています。
さらに、高カカオのチョコレートには、健康や美容に良いとされているカカオポリフェノールもたっぷりと含まれています。代謝アップや便秘解消などにも良いとされているので、痩せたい人や綺麗になりたい人はなるべくカカオ70%以上のチョコレートを選びましょう。
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ベリー系のハイカカオチョコレートもおすすめ
高カカオのチョコレートはダイエットや健康に良いですが、苦みが強いです。そのため、食べ慣れていない人や甘いものが好きな人は、苦手に感じることもあるでしょう。
カカオの含有率が高いチョコレートが苦手な人には、クランベリーやラズベリーなどが使われたハイカカオのチョコレートがおすすめです。ベリー系のハイカカオチョコレートは、苦みを感じにくいので、慣れていない人でも食べやすいでしょう。
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また、ベリーには美容に良いビタミンCも豊富に含まれています。
アーモンドチョコレートも太りにくい
アーモンドは、血糖値の上昇を抑えると考えられています。血糖値が急激に上昇しなければ、脂肪を溜め込むインスリンの分泌が抑制されるので、太るのを予防できます。
また、アーモンドには満足感を与える食物繊維や脂質の代謝をサポートするビタミンB2をはじめ、ダイエットに良いとされる栄養素が豊富に含まれています。そのため、ダイエット中の間食には、アーモンドチョコもおすすめです。
アーモンドとチョコレートは相性が抜群なので、アーモンドチョコを上手く取り入れれば、ストレスを溜め込まずにダイエットを続けられるでしょう。
緑茶と一緒に食べる
どうしても夜にチョコレートを食べたくなったら、一緒に緑茶を飲みましょう。緑茶に含まれるカテキンには、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
ゆっくりとお茶を飲めば、満腹感を得られるので、チョコレートの食べ過ぎも予防できるでしょう。
まとめ
エネルギーの消費量が少ない夜にチョコレートを食べると太る可能性が高いです。ダイエット中の人はなるべく、14時から16時ごろにチョコレートを食べて脂肪の蓄積を予防しましょう。
太りたくない人は、食べる量を減らしたり、甘いチョコレートを避けて高カカオのチョコレートを選んだりすることも大切です。太りにくい方法でチョコレートを食べて、ストレスを溜め込まずにダイエットしてください。