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おみくじの順位「平」って?出る確率や意味、引ける神社もご紹介!

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おみくじは、神社を訪れたときの楽しみのひとつ。大吉や吉が出ると嬉しいですよね。そんなおみくじに書かれている順位は一般的に「吉」や「凶」ですが、「平(たいら)」というものもあるのをご存知でしたか?

 

ここでは、おみくじの順位・平の由来や確率、意味などを詳しく解説します。ぜひ最後までチェックしてください。

 

おみくじの順位「平」の由来や引く確率は?

「吉」や「凶」などのおみくじの順位の種類は、神社ごとに決められています。そのため、神社によっては「平」などの珍しい順位が用意されていることもあります。ここでは、おみくじの順位「平」の由来や「平」を引く確率をご紹介します。

 

おみくじの順位「平」の由来って?

多くの場合、おみくじの順位は「吉」や「凶」で表わされます。では、おみくじに「平」があるのはどうしてなのでしょうか。由来をチェックしましょう。

 

おみくじの順位「平」は、昔の日本で使われていた「十二直」に由来すると考えられています。十二直とは、12日のサイクルで変化する物事の吉凶を漢字一文字で表したものです。

 

「平」は十二直のひとつで、物事が平らかになる日を意味します。古来に国の祭政や個人の吉凶を占う際に使われていた十二直のうち「平」が残り、現在もおみくじにも使われています。

 

おみくじで「平」を引く確率とは?

「吉」や「凶」とは異なり、元々おみくじに「平」を入れていない神社は少なくありません。「平」のある神社でも、出る確率はかなり低く2%以下だと言われています。よって、おみくじで「平」が出るのは、かなりレアなケースだと思って良いでしょう。

 

ただし、おみくじの順位の種類や割合は、神社が独自で決めます。そのため、おみくじで「平」を引く確率は、参拝する神社によって差があると考えておきましょう。

 

おみくじの「平」の意味や順位とは?引ける神社も!

おみくじで珍しい「平」を引くと、意味や順位が気になる人が多いでしょう。ここでは、「平」の順位や意味をご紹介します。「平」を引ける代表的な神社もご紹介するので、チェックしてくださいね。

 

「平」にはどんな意味があるの?

「平」は、「平穏無事な日々こそ最も尊い」という神道の考え方に基づいています。そのため、おみくじの「平」も基本的には、「可もなく不可もなく」「安定しているため、今の状態を保つのが良い」などという意味を表します。

 

なお、おみくじは神社だけでなく寺でも引けます。しかし、神道の考え方と関係している「平」があるのは、神社のみです。

 

一般的なおみくじの順位は?

神社本庁が発表しているおみくじの順位は、良い方から順番に「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」の6種類。順位が細かい場合は、「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「半吉」「末吉」「末小吉」「凶」「小凶」「半凶」「大凶」に分けられることもあります。

 

なお、「吉」の順番は神社によって違い、「中吉」よりも上の場合もあれば「小吉」よりも下の場合もあります。

 

おみくじの「平」の順位は?

良くもなく悪くもないことを意味する「平」の順位は、「吉」と「凶」の間であることが多いです。しかし、順位の解釈は神社によって違い、「平」が一番下だったり、「大吉」と同じような扱いだったりすることもあります。

 

「平」の意味や順位が気になったら、おみくじを引いた神社の巫女さんに確認してみましょう。

 

おみくじで「平」を引ける代表的な神社とは?

おみくじの順位に「平」がある神社は少ないです。ここでは、「平」がある代表的な神社とそれぞれの「平」の意味や順位をご紹介します。「平」を引いてみたい人は、確認してください。

 

■氷川神社(埼玉県)

埼玉県川越市にある神社。縁結びにご利益があると考えられています。氷川神社のおみくじの「平」は、真ん中あたりの順位です。

 

「平穏で穏やかな状態」を意味しているので、波乱万丈な恋愛をしている人や恋人に振り回されている人にとっては、良い順位かもしれません。

 

■戸隠神社(長野県)

創建から2000年の歴史がある神社。おみくじ発祥の地とも考えられていて、開運や自分磨きに良いとされています。

 

戸隠神社のおみくじで出る「平」の順位は、吉と凶の間。中吉や半吉とは違うものだと考えられています。

 

■石清水八幡宮(京都府)

京都府と大阪府の境にある由緒ある神社。おみくじの「平」は、「大吉」と同等の扱いとされています。

 

また、石清水八幡宮のおみくじには、「平」が出やすいという噂もあります。関西地方に住んでいて「平」を引き当ててみたい人は、ぜひ訪れてみましょう。

 

■下賀茂神社(京都府)

パワースポットとしても知られる世界遺産の神社。下賀茂神社のおみくじには「凶」が入っていないため、「平」が一番下の順位です。

 

ただし、意味は「上りでも下りでもなく普通」です。悪くはないので、もし「平」が出てもあまり落ち込まないでください。

 

■住吉大社(大阪府)

商売繁盛などにご利益があり、毎年初詣に多くの人が訪れる神社。おみくじの順番は、「大吉」「吉」「末吉」「平」「末凶相交」「凶末吉」「凶向吉」「凶」で、良くも悪くもないことを意味します。

 

商売繁盛を願う人にとってはあまり好ましくないかもしれませんが、平穏な毎日を過ごせるのは幸せなことでしょう。

 

■金刀比羅宮(香川県)

「こんぴらさん」の名前で親しまれている神社。参道入り口から御本宮まで785段の石段があり、登りきると笑顔になれると言われています。

 

おみくじの順番は「大吉」「吉」「平」「小吉」「末吉」で、「平」は「小吉」よりも上です。

 

■厳島神社(広島県)

女性の神様が祭られている赤い大鳥居が印象的な神社。おみくじの「平」は、「吉でも凶でもなく穏やかな状態」を意味しています。

 

「平」以外にも「向吉」や「吉凶末」など珍しい順位があるので、参拝した際にはぜひおみくじを引いてみてください。

 

おみくじで「平」を引いたら、どうやって受け止める?

おみくじで「平」を引いたらどのように受け止めれば良いのでしょうか。

 

一般的に「平」は、大吉ほど幸運ではないと考えられています。そのため、初詣などで「平」を引くとショックを受ける人もいるかもしれません。

 

しかし、「平」は安定を表しているので、スペシャルな幸運はなくても穏やかに過ごせるととらえられます。また、非常に悪いこともないと考えられるので、失敗を恐れずに物事にチャレンジするのも良いでしょう。

 

さらに、かなりレアな「平」を引いた人は、運を持っているとも考えられます。「平」を引いたら、「安定して幸せな日々を過ごせる」「運があり良いことが起こりそう」などと受け止めると、楽しい日々を過ごせるでしょう。

 

まとめ

おみくじの「平」は、安定や平穏を意味します。一般的に、順位は「吉」と「凶」の間で可もなく不可もないと考えられています。珍しい「平」が出たら、「運があった」と考えて前向きに過ごしてみてはいかがでしょうか。