お子様から年配の方まで、幅広い年代に好まれているハンバーグ。8月9日が「ハンバーグの日」なのをご存知ですか?
今回は「ハンバーグの日」の理由と由来についてご紹介します。よろしくお願いします。
ハンバーグの日はなぜ8月9日?
「ハンバーグの日」は香川県三豊市に本社がある、株式会社「味のちぬや」が制定しました。
お子様から年配の方まで幅広く愛されているハンバーグを、夏休みの期間中でもあるこの日に、さらに食べてもらいたいとの願いが込められているんです。でも何で8月9日?
それは「ハ(8)ンバーグ(9)」と読む語呂合わせからなんです。
ハンバーグはどこの国の料理?
日本では「ハンバーグ」と言いますが、英語では「ハンバーガー」と言います。「パンにハンバーグが挟んであるのがハンバーガー」と思ってしまいますけどね。
欧米で「ハンバーグ」と言うと、ドイツの都市・ハンブルグを指します。
ハンバーグの原型に関しては諸説ありますが、タルタルステーキだと言われています。
タルタルステーキとは、モンゴロイド系の騎馬民族タルタル人(タタール人・tartars)が食べていた生肉料理です。タルタル人は、遠征の際、連れて行った馬を食料にもしました。しかし長距離を移動する馬の肉は、大変硬く筋張っていたため、細かく切り、玉ねぎ、コショウなどの香辛料で食べ易くする工夫がされました。13世紀ころ、ヨーロッパに攻めこんだ際にドイツにタルタルステーキが伝わったとされています。
ドイツに伝わった後、18世紀前半のドイツ・ハンブルクでは挽肉にパン粉を入れた料理に火を通すようになりました。これが、ハンバーグの起源であるとされています。
この料理はドイツで労働者を中心に広がり、瞬く間にドイツの代表的な家庭料理となりました。そして「ハンブルク風の料理」と呼ばれるようになりました。
日本にはいつ頃伝わったの?
日本にハンバーグがいつ頃伝わったのか?という正式な記録はないようです。しかし初めて「ハンブルク風ステーキ」という料理が提供されたのは、1882年(明治15年)、日本初の料理学校である「赤堀割烹教場」の開校披露の席上であったとされます。つなぎを入れない牛ひき肉のみを成形し、小麦粉をまぶしたものを油脂で焼き上げ、トマトソースを添えたものであったそうです。
まとめ
8月9日は「ハンバーグの日」です。お子様から年配の方まで幅広く愛されているハンバーグを、さらに食べてもらいたいとの願いが込められています。語呂合わせで「ハ(8)ンバーグ(9)」と読むんですね。
ハンバーグの起源は中央アジアに住んでいたタルタル人が食べていた生肉料理が原型です。それがドイツに伝わり、ドイツからヨーロッパ、アメリカ、日本へと伝わりました。
日本では独自に発展したハンバーグは、幅広い年代に好まれています。豊富なソースのバリエーションで毎日食べても飽きないという方もいらっしゃると思います。