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ジェラートとアイスクリームはどう違うの!?すっきり説明します!

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暑い日にはたまらないおいしさのジェラートアイスクリーム。最近は冬に温かいお部屋で食べる方も増えてきているようです。季節を問わずに好まれているのですね。

では、「ジェラートとアイスクリームってどう違うの?」と思ったことはありませんか?

見た目にもさほど違いはないように思えますよね。ジェラートとアイスクリームは同じ「氷菓」ですが、異なる点があるのです。

今回は「ジェラートとアイスクリームの違い」についてご紹介します。よろしくお願いします。

 

そもそもアイスクリームってどんなものなの?

アイスクリームの歴史は古く、旧約聖書に記されているほどです。現在のかき氷やシャーベットのようなもので、食品を保存するための天然の氷や雪に、乳製品や蜜、果汁をかけて食べていたようです。やがて冬に貯蔵した氷や雪を、暑い夏に食べるようになっていきました。今ではアイスクリームはデザートとされていますが、当時は疲労回復を助ける「健康食品」とされていました。デザートとして最初に楽しんだ人物はローマの英雄ジュリアス・シーザーと言われています。

ジェラートってどんなものなの?

「ジェラート」はイタリア語で「凍ったお菓子」という意味です。古代ローマ時代に「健康食品」として愛飲されていた、アイスクリームの原型、通称「ドルチェ・ヴィータ」が貴族からローマ市民の間にまで広まったという話もあります。ジェラートの原形となった飲み物が、さらに形をなして、食べられるようになったのは、マルコポーロの時代とされています。

ジェラートとアイスクリーム どう違う?

ジェラートとアイスクリームの違いは、「乳脂肪分」と「空気の含有率」です。

乳脂肪分

ジェラートは、乳脂肪分3%以ですが、アイスクリームは8%以上です。乳脂肪分が少ない分、カロリーも少なく、さっぱりとした食感になりますね。

また、アイスクリームは「アイスクリーム類および氷菓の表示に関する公正競争規約」により、乳脂肪分以外の脂肪の添加が禁止されているんです。乳製品以外の植物油脂、牛乳やクリームなどを使ってコクを出して、アイスクリームとして販売しないように定められているのですね。

ジェラートは「アイスミルク」に分類されるのですが、イタリア生まれで果汁や果肉などの材料を使って手作りするので植物油脂を入れることがありません。ただ、人気の高いピスタチオなどのナッツ原料は植物性脂肪分に含まれますが、あくまで風味付けの原料なのです。

空気の含有量

アイスクリームに混ぜられた空気の泡によって、凍っているのに氷のように硬くならないのです。空気の含有量をオーバーランと言います。オーバーランが高いとふわっと軽い食感で、オーバーランが低いと、コクのある風味になります。この空気の含有量がアイスクリームとジェラートでは大きな違いがあります。

アイスクリームは50%以上なのに対し、ジェラートは30%前後と少ないのです。

空気が少ないため、密度が濃くなめらかになるので、ジェラートは素材の味をしっかり味わうことができるんですね。

ジェラートとアイスクリームに賞味期限の違いは?

アイスクリーム類は-18℃以下で保存すれば品質変化が少ないことから、賞味期限の表示は義務付けられていないんですね。

ただ、ジェラートは素材の味わいを活かしたものですので、風味が飛んでしまう前に早めに食べたほうがいいと思います。

 

まとめ

ジェラートとアイスクリームは似ているようでしっかりと定義によって分けられているんですね。また、「乳脂肪分」と「空気含有量」によって食感の違いも生ずるんですね。最近では季節を問わずジェラートやアイスクリームを楽しむ人が増えてきています。