「くせ毛」と「テンパ(天パ)」は、どちらも自然と髪がカールしたりうねったりする状態を表す言葉。「くせ毛とテンパの違いって何?」と気になる人も多いかもしれません。
そこで今回は、くせ毛とテンパの意味の違いについて解説します。さらに、くせ毛やテンパに似合う髪型も解説しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
よろしくお願いします。
くせ毛とテンパの違いって?もとは同じ意味って本当?
くせ毛やテンパは、パーマをかけたり、ヘアアイロンやカールドライヤーでスタイリングしたりしていないにもかかわらず、カールしている髪を意味します。ふたつの言葉には、どんな違いがあるのでしょうか。
くせ毛とテンパには明確な違いはない!
くせ毛とテンパには、明確な違いはありません。テンパはくせ毛の呼び方のひとつで、同じような意味で使われます。実際、自然とカールしたりうねったりしている髪を表すときは、「くせ毛」と「テンパ」の両方の言葉が用いられています。
くせ毛とテンパは発生時期や状態で分けられることも
くせ毛とテンパには、大きな違いはありません。しかし、発生する時期や髪の状態で呼ばれ方が変わることもあります。
■くせ毛とは
くせ毛は、成長や加齢の過程でカールやうねりが発生した髪を意味することが多いです。生まれたときは直毛でも、毛穴の形や状態が変化したり、髪の内部のタンパク質の結合が偏ったりして、次第にくせ毛になる人もいます。
また、「くせ毛」という言葉は、髪の全体もしくは一部に縮れやねじれ、ウェーブが見られるときに使われます。大部分の髪がストレートでも、襟足やサイドなどの一部がカールしていれば、くせ毛と言われることがあります。
■テンパとは
くせ毛が成長段階で発生するのに対し、テンパは生まれながらにカールした髪を意味する傾向があります。遺伝が関係しており、親や祖父母がテンパの場合は子供もテンパになる可能性が高いです。
さらに、髪が強いパーマを当てたときのようにクルクルしている場合も、「テンパ」という言葉が選ばれることが多いです。
またテンパは、全体が均一にコイル状やウェーブ状の髪を表すのも特徴。くせ毛には一部のみがうねった髪も含まれていますが、テンパは全体がクルクルしている髪だけを意味することが多いです。
くせ毛やテンパに似合う髪型は?男性・女性別にご紹介!
くせ毛やテンパの人は、髪がまとまらずスタイリングに悩むことが多いです。サラサラのストレートヘアに憧れている人もたくさんいるでしょう。
しかし、くせ毛やテンパはチャームポイントにもなります。うねりやウェーブをいかせば、自分だけのおしゃれな髪型を楽しめます。そこでここからはくせ毛やテンパの人におすすめの髪型を男性・女性に分けて解説します。
くせ毛やテンパの男性におすすめの髪型
くせ毛の男性には、スッキリと清潔感がありながらも、くせ毛やテンパのウェーブをいかした髪型が似合います。
■アップバングのショートスタイル
全体を短めにカットし、前髪を立ち上げたヘアスタイルは、くせ毛やテンパでも扱いやすいです。ショートにカットすれば、ボリュームが出やすいくせ毛やテンパでもスッキリまとめられます。清潔感があるので、ビジネスマンにもおすすめです。
■ツーブロック
トップは長めに残しながらサイドや襟足を刈り上げたツーブロックは、くせ毛やテンパと相性抜群!生え癖の出やすいサイドや襟足、もみあげまわりを短くカットするため、くせ毛やテンパのボリュームをコントロールできます。トップの長さを十分に取るので、カールをいかした動きのあるヘアスタイルを楽しめるでしょう。
■マッシュカット
マッシュルームのように丸く切るマッシュカットも、くせ毛やテンパの男性から人気です。サイドや襟足を短くカットして膨らみを抑えれば、強いくせ毛やテンパでも柔らかなイメージに仕上げられます。トップを重めに残すため、くせ毛やテンパの個性やふんわり感をいかせるのも魅力です。
くせ毛やテンパの女性におすすめの髪型
くせ毛やテンパの女性には、カールやウェーブをいかしたふんわりとエアリー髪型がおすすめです。
■長めの前髪
前髪にクセがある場合は、長めにカットするのがおすすめ。伸ばすと重みが出て髪が伸びるため、ナチュラルなヘアスタイルに仕上げられます。短めの前髪と比べて扱いやすいため、忙しい朝のスタイリングが楽になるのもメリットです。
■外ハネのショートヘア
くせ毛やテンパのウェーブをいかしたい女性は、外ハネのショートヘアにチャレンジしましょう。短めにカットすると、カールを残したまま全体にまとまりを出しやすいです。ストレートアイロンで毛先を外ハネにすると、よりきれいに仕上がります。
■ふんわりウェーブのミディアム・ロング
ふんわりウェーブのミディアムヘアやロングヘアは、くせ毛やテンパのカールをいかせるのが魅力。髪のボリュームが気になる場合は、シースルーバングで抜け感を出すと全体のバランスが整います。カールの出方が均一でないときは、コテで巻いて調節すると垢抜けられるでしょう。
まとめ
くせ毛とテンパには、大きな違いがありません。しかし、くせ毛は成長や加齢に伴って一部もしくは全体にウェーブやうねりが発生した髪、テンパは生まれながらに全体にカールがある髪を意味することが多いです。
くせ毛とテンパは、どちらも個性的で魅力的です。ぜひくせ毛やテンパをいかした髪型で、自分だけのおしゃれを楽しんでくださいね。